成瀬 真由

何年か社会人生活を送った後に、働くことの意義についてふと考えるようになり、「これまでのスキルを活かして社会貢献をしたい」「もっと直接的に仕事で社会課題解決に取り組みたい」と考える人は多いのではないでしょうか。 私自身も、紆余曲折の末に現在は広義でソーシャルベンチャーの社員として働いています。 若い頃は「いつかは社会貢献を仕事にしたい」と思いながらも、転職を諦めたことがありました。当時はNPO/NGOとソーシャルビジネスの違いも理解しておらず、実際にどのような会社が存在するのかも知らず、さらには転職の探し方や収入面の不安もあり、一歩踏み出せなかったのです。 この記事では、私が当時の自分に寄り添う形で、ソーシャルビジネスを転職先の候補として考えている方々に向けて、現実的かつ役立つ情報を提供し、具体的な転職のイメージを持てるような記事にしたいと思います。

昨今、ニュースなどで「社会インパクト」「インパクト投資」など　の言葉を耳にするようになりました。インパクトは日本語で”影響”と訳されますが、ここでのインパクトとは社会・環境へのポジティブな変化を指します。 今回はニュースなどで「社会的インパクト」に興味を持ち、これから学んでみたいと思う初心者の方に向けて、社会的インパクトの概要とインパクト創出のためのPDCAサイクルであるインパクト測定・マネジメント（IMM）を解説し、インパクト投資にも触れた上で、実際にIMMを導入している企業事例をご紹介します。